森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イチヨウラン(ラン科) 森の中のラン その3

2006年07月17日 | 自然観察日記
 もっといい写真が欲しかった。ファインダーが曇ってしまい、何枚撮ってもピントが甘い。残念。お天気の悪さに嘆く。不運であった。
 このランの自生には初めて出会った。苔が厚く積み重なるところに大きな葉を一枚広げ、そこから一つの可愛い花をつけている。偶然数個体が並んで生えている所に出会って、感激であった。この花が咲くまでの時間はかなりのものがある。小さな種子が発芽し、小さいとはいえ数千数万倍の大きさになるのだ。おまけにここは鬱蒼とした森の中。光合成は盛んに行える環境でない。大切に見守りたい。

キソチドリ(ラン科) 森の中のラン その2

2006年07月17日 | 自然観察日記
 変異の多い種だから特定が難しい。しかも大変地味で振り向かれることはほとんどないだろう。でも、これもその造詣は芸術品である。
 あいにくの雨で、カメラが湿気で上手く機能しない。疲れもあってか、薄暗くピントもなかなか合わせられない始末である。証拠写真としての紹介だ。

コフタバラン(ラン科) 森林の中のラン その1

2006年07月17日 | 自然観察日記
 この時期、鬱蒼とした森の中では取り上げて面白そうなのが少ないの、興味をそそるかもしれないものを取り上げてみた。
 深山性のラン科植物で、普通は見落とすだろう。小さな小さな植物だ。近づいてみればなかなか可愛い小さな妖精である。アオモリトドマツの林にポツンポツンと生育している。

イケマ(ガガイモ科) 青木鉱泉近辺 その2

2006年07月17日 | 自然観察日記
 駐車場に着いてまず眼をついたのがカナウツギ。以前、紹介したこともあるのだが、越後ではごく一部に限られるものがここではまるで藪状態。
 ガガイモもあったがイケマが丁度花盛りで写真写りがいいので撮影。特に珍しいものでもないが、南方系のサクラランの仲間によく似ている。

コアジサイ(ユキノシタ科) 青木鉱泉近辺 その1 

2006年07月17日 | 自然観察日記
 越後ではないアジサイ。装飾花がないのが特徴。季節柄アジサイ属が目に付いて、他にタマアジサイ、ヤマアジサイもごく普通に生育している。ヤマアジサイはほとんど白色で、越後のエゾアジサイの濃紺に比べやや見劣りがする。