森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒメイチゲ(キンポウゲ科) 鳳凰山の高山植物 その5

2006年07月18日 | 自然観察日記
 キンポウゲの仲間ばかりになったが、このヒメイチゲも丁度いい時期であった。私にとっては初めての出会いでそれなりの感慨深さがある。小さくて見過ごされそうだがしっかりと記憶に留めておこう。

コイワカガミ(イワウメ科) 鳳凰山の高山植物 その3

2006年07月18日 | 自然観察日記
 荒れる前に薬師小屋近辺で撮影。もう、盛りは過ぎたがそれでも異彩を放っていた。越後の里山にはオオイワカガミが普通にあって、これと比べたらものの数ではないが、ここではもてはやされている。

タカネビランジ(ナデシコ科) 鳳凰山の高山植物 その2

2006年07月18日 | 自然観察日記
 今回、思い立っての山行の最大の目的がタカネビランジを見たかったことだった。例年、7月中旬にはこの近辺にビランジの花が群れて咲くと聞いていたからである。梅雨の間隙を縫ってかなり無理をしての登山であったが、天は非情であった。株は点々と確認できたものの、花が全く咲いていない。今年はどこも季節の進みが遅いのだがここでも同じ状態である。唯一、半開きの個体を見つけて、カメラを向けるものの、ここは尾根。強風と横殴りの雨で写真どころではない始末。被写体がブレるし、ファインダーは曇ってきて数枚撮ってもピンボケばかり。この程度が精一杯であった。
 綺麗な絵を紹介したかったがご容赦頂きたい。しかし、私にとっては貴重な一枚なのである。費やした時間と労力を汲んで欲しいものだ。下山して三日目だが、いまだに足の故障は治らない。

チングルマ(バラ科) 鳳凰山の高山植物 その1

2006年07月18日 | 自然観察日記
 鳳凰三山で見かけた高山植物のいくつかを紹介したい。写真などではよく紹介されているものだが、本物は現地まで出向かないとお目にかかれない。
 有名な山体にしてはお花畑のようは場所は少なく、それぞれの個体数も決して多いという感じではない。点々と生育している状態であった。
 チングルマ、実の時期には綿毛のようなものを一杯立てて群生する姿でおなじみであるが、花は少し早いから見逃してしまうことが結構多い。コース内では薬師小屋近辺に見られたぐらいである。