ノリウツギは何処にでも見られる植物という印象で、この駒止湿原にも沢山ある。越後の山野を歩き回って、この時期のアジサイは青はエゾアジサイ、白はノリウツギと思えばいい。もっとも中越地方にはタマアジサイが分布していないから単純に区別できるし、太平洋側のヤマアジサイのような白いものが無いからである。
ノリウツギは樹皮から和紙を作るさいに必要な「ねり」の原料となったことからこの名前がある。同じように利用されるトロロアオイも「ねり」の原料だそうだ、ノリウツギの分布していない地域ではないだろうか。
里山から和紙の原材料であるコウゾやミツマタを調達し、そして紙すきに必要な「ねり」も里山の植物を工夫し利用する古人の知恵や技に素直に感銘を受けている。
ノリウツギは樹皮から和紙を作るさいに必要な「ねり」の原料となったことからこの名前がある。同じように利用されるトロロアオイも「ねり」の原料だそうだ、ノリウツギの分布していない地域ではないだろうか。
里山から和紙の原材料であるコウゾやミツマタを調達し、そして紙すきに必要な「ねり」も里山の植物を工夫し利用する古人の知恵や技に素直に感銘を受けている。