森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

センジュガンピ(ナデシコ科)

2006年07月30日 | 自然観察日記
 日光中禅寺湖の千手ヶ原で発見され、中国のガンピに似ることから付けられたという。深い樹林帯を歩いていると澄み切った白色の花が疲れを癒してくれる。まさに森の妖精のようだ。そういう意味でもう少し環境にふさわしい命名していただきたかった。
 鳳凰山の帰りにオオシラビソの樹林帯で見たものだが、このときも悪天候のさなかその出会いは一服の安らぎを与えてくれた。群生するようなことはなく点々とナデシコ様の優しい花を見せてくれた。夏場、花の少なくなる頃の深い森の宝石である。