ケナシヤブデマリの実です。つい先日まであったのに、今日見たらもう写真のような見事な赤い実の塊は見られなくなってしまいました。赤から黒く熟すのですが、直ぐに落ちるのか鳥の餌になるのか定かではありませんが、オオカメノキ(これから赤い実が見事)やガマズミなどとは違って綺麗な赤い実を見せてくれるのは一瞬ですね。鳥が食べるとなるとよほど美味しいのでしょうね。今は、赤い花軸がその実の美しさを語っています。
過去に若い実は載せたことがありますが、熟すとこんな感じになります。黒くなったものは甘みがありますがしょうしょう刺激味もあって複雑な味。花が盛りのこの時期は、もうすでに実はほとんど落ちてしまい両方のある絵は載せられませんでしたが、昨年受粉し実った実と今年の花が同時に見られるというのはやはり変わった習性ではないでしょうか。
全体像です。何に見えますか?薄暗いところで見ると森の妖怪にでも見えるのでしょうか?とにかく、正常な個体ではなくウィルスか何かによる奇形の個体です。頑張ってここまで花を咲かせたことに拍手です。結実するかどうかはこれからの観察で明らかにしましょう。