庭木によく栽培されている外来のフサスグリというのがありますが、この近縁種で亜高山帯に自生しています。黒く熟す実が赤く熟すフサスグリと大きく違うところでしょうか。両種は感じがよく似ています。実は食べ比べをしていないのでどうなんでしょうか、多分似たものではないかと思います。新潟県内ではこのコマガタケスグリに出会える場所は上越地方の亜高山帯が多いような気がします。妙高・火打ち山などは多いほうではないでしょうか。
オオハナワラビでしょうか、もう胞子葉が出ています。シダはかじりたてで知識が乏しい状態ですが、フユノハナワラビならもっと遅くに出てくるはず・・。ブナ林の中にここだけ下草が薄くハナワラビが真ん中に鎮座していました。フィトンチッドがあるのでしょうか、他の植物を寄せ付けない感じがします。独特な風情があって侘び寂びを好む日本人には根深い愛好家も多いものです。