オニノヤガラ

寄生ランのオニノヤガラの花の直後のようすです。葉もない７～８０ｃｍの棒の上にこれが乗っています。散策道に枯れ枝と見まがう棒が突っ立っている光景はとも不思議なものですね。
ナラタケと共生し木材を枯らすものとして林業家からは睨まれているものです。「根」を掘ると１０ｃｍくらいの楕円形の芋状態のものが出てきます。ナラタケと共生して作り上げた塊です。

オオヤマサギソウ

連日の猛暑の中なのに、笹ヶ峰の遊歩道を散策中に雨が降ってきました。上空はにわかに曇ってひとしきり大粒の雨。やむなくトチノキの大木の陰に身を潜めて、雨の通り過ぎるのを待ちます。
その足元に小さなランが花を見せていました。オオヤマサギソウです。この手のランはそれなりに種類があって形態も似たものが多くなかなか分かりにくい分野です。「サギソウ」などという名前がついていますが本物の「サギソウ」には似ても似つきません。「ヤマサギソウ」という種の少し大型のものという意味で付けられてのでしょうが、「サギソウ」と「ヤマサギソウ」のギャップが気になりますね。