イケマはそれほど珍しいものではないのですが、花を見るのがとても久しぶりです。小さな花が綺麗に球状に配置し5cmほどの塊になっています。こんなのに出会うとやはり感激します。派手な植物ではないにしろ、自然が作り出す造詣の匠さや美しさを感じざるを得ません。
ガガイモの花は紫色でイケマの花は白い色という覚え方をしているのが多いのですが、実はもう少し複雑でイケマの花は白と言い切れません。拡大してみると白い花弁のようなものが見えますが、これは花弁ではなく副花弁で形態学上の花弁はその後方のやや薄緑色をした細長いものなのだそうです。ややこしい構造の花を持つのがイケマの花なのです。