森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

サワギキョウ

2010年08月16日 | 自然観察日記
夢見平の湿地に咲き出したばかりのサワギキョウがありました。この花は尾瀬の沼のほとりで初めてであったもので、ついその時のことが思い出されます。開放水面と燧の山とサワギキョウの花。そういうロケーションで見たい花なのですが、湿地といえどここは草むらの中でかなりテンションは落ちます。とはいっても素敵な花ですよ。
それはそうと、外来種を含めこれを園芸化して鉢植えや花壇で楽しんでいる人も多くなりました。庭先で見かけると何かがっかりしてしまいます。

カニコウモリ

2010年08月16日 | 自然観察日記
葉がカニの甲羅に似ているので「カニ」。同じ仲間にコウモリソウというのがあって、こちらは葉の形が、蝙蝠の翼を広げた形を連想させることから付けられてと思うのですが、この血縁でもありますから「コウモリ」となったのだと思います。この花が出てくるとやはり亜高山とか深山に来たなぁと思わせてくれる存在です。やや薄暗い森の中で生活しています。