今年は各所でツリガネニンジンを見ました。一言で言ってみんな違いがあって同じではない・・・。実に変異の多い種だということが分かりました。花の大きさなどはそのうちの一つで、里山フィールドミュージアムにあるものを1とすれば、佐渡弾崎のものは2くらいの大きさです。一見別種のようにさえ感じられます(亜種、変種と位置づけようとすれば可能かもしれません。佐渡のツリガネニンジンをシラゲシャジンとしている人もいるようです)。変異の多いのは発展途上の若々しい種と考えて良いですから、それぞれの環境に適応した独立した種に進化するのでしょうね。
これは佐渡弾崎の風の強い海岸斜面の草付きに咲いていた花です。花柄などが短くツリガネニンジンとは思えない姿をしています。でも、葉や全体を見ればツリガネニンジンなんですね。環境に適応する植物の姿は面白いですね。興味が尽きません。