森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シオガマギク

2012年10月17日 | 自然観察日記
花が渦を巻いているような付き方をする花です。花はねじれているような形をしていて大変特徴的です。「シオガマ」という由来は何でしょうか?「○○シオガマ」というのが何種かあって多くは寒地系の種です。高山に行くとこの仲間が沢山あって夏の山旅を楽しませてくれたものです。そういえば最近は高山帯の山歩きをしていません。来年こそウは北アルプスなどに入りたいものだと思います。この仲間はいずれも同じようなねじれ構造をしています。コマノハグサ科。

ノブキ 実

2012年10月17日 | 自然観察日記
「ひっつき虫」という言葉があります。秋の草藪に入るといろいろな草の実が衣服に付着しますが、これらを総称していう言葉ですね。センダングサを投げ合って衣服にくっつける遊びをしたのは私達の年代が多いようですね。最近の子供もこんな遊びをして欲しいなぁ・・・。
ノブキもひっつき虫の一つで草むらに入り込むと沢山付きますね。ただし、里山にはない草ですから少し奥山に来ないといけません。ノブキのやや黒化した実が付いている個体が沢山あって、その造詣が面白くてカメラに収めました。小さな棍棒状の先についている毛が粘つきます。