森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アイ(タデアイ)花

2012年10月23日 | 自然観察日記
「藍」の元になる種です。タデアイといいますからタデ科の花そのものですね。タデ科の花の多くは小さいものですがどれもとても愛らしく素敵な花たと思います。実はタデアイの花を見るのは今年が初めてで里山フィールドミュウジアムの古民家前の畑で栽培されているものを撮影しました。これを使って藍染のイベントをおこないました。

アイ(タデアイ)

2012年10月23日 | 自然観察日記
葉は傷をつけると青みがかってきます。染料に使われるあの「藍」を想像できますね。ところで、越後の山にも「ヤマアイ」という種が自生しています。こちらも染料として利用されるようでやはり青く染まります。手がけたことはありませんが草木染のよい素材になります。サイは日本には自生していません。また、ヤマアイはタデ科ではなくトウダイグサ科の種で植物としては全く別の系統です。

赤ソバ

2012年10月23日 | 自然観察日記
花修景にと今年から赤い花のソバが栽培されています。赤ソバですね。品種は「高値ルビー」というのだそうですが、実際咲いて見ると写真で見る色具合とかなり違っていて、桃色です。やや物足らない景観ではありますが、一つ一つの花はなかなか味わいがあり、これはこれで魅力がありますね。寒暖の差が大きくなると赤味が増すのだという業者の話、これからに期待しています。チベットなどにある種が来ているようです。あいにくソバの実としての収穫は期待していません。収量は普通のソバに比べると1/5以下になると業者の方が話されていました。

ミゾソバ 花

2012年10月23日 | 自然観察日記
「ソバ」つながりでもう一種。これはミゾソバです。やっかいな雑草の一つですが、一斉に咲き出す花を見ているとこれもいいなぁと思います。性質は強く湿潤な場所ならあっという間に広がってたちまち占領してしまいます。資源種として大切にしている花がある場所にはびこって仕方ありません。取り除くのになかなかの手間がかかるのです。それならば美しい花なのですからこれを大規模に育てたらと考えるのですが、草姿が美しくないのが印象を悪くしていますね。