森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ナギナタコウジュ

2012年10月16日 | 自然観察日記
コウジュは「香需」と書くのだそうで、意味は?しかし、独特な匂いがしますから「香りの元」なのでしょう。好き嫌いがあっていい匂いという人と小首をかしげる人がいます。どうも一種類の香りではなさそうで複数の成分があるような気がしています。ナギナタは花序の形から付けられたと容易に推察できます。山間の道端には比較的普通ですが、越後の里山では見かけないシソ科の種です。とにかくユニークな花序が特徴ですから、一見すればそれと判断できます。もっとも花の時期で、葉を見ても難しいかもしれません。

カンボク 実

2012年10月16日 | 自然観察日記
散策路の一ケ所で赤い実をたわわに付けたカンボクの樹がありました。とても美しい赤い実でちょっとした歓声が上がります。今年は天候のせいでしょうか成り物が不作の年といわれています。タンボクの実もこの樹だけが実をつけていて、他に実をつけているものを見かけません(もう一本少な目の実が付いていたものを見かけました)。広い園内ですから、多くのカンボクの樹があるのですが実成りは少ないですね。