移入した種の一つに、ホソバヒメミソハギというのがあります。アップで写してあるのでそれなりの花のようには見えますが、とても小さくおまけに早落性の花弁で花がついたのかどうかうっかりすると見逃してしまうほどです。ミソハギに比べれば観賞価値はほとんどありません。しかし、草姿は豪壮で植栽したカキツバタを圧倒する状態に成長しました。熱帯アメリカ原産の一年草ということだそうです。この種がこれから毎年はびこって草抜き作業が出てくるのかとちょっと憂鬱ですが・・・。
面白い構造物がホソバヒメミソハギに付着しています。付着というより自らが形成する組織のようにも見えます。しかし、とても剥がれ易く肉眼では茎の表皮細胞が形成したようには見えないのです。必ず水中に沈む茎に形成されていてせいぜい5~6cmくらいの花で翼のようになっている場合もあります。スポンジ状の柔らかい組織です。異種生物ではないと思いますが、今のところ謎の物体として今後の調査に委ねられます。どなたか知識のある方がおられたらご教示願いたいところですね。