森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

山形市野草園にて

2017年12月13日 | 風景
気がつけば12月も半ば。何度か雪も降りしぐれる日々がつついて野山に入ることが億劫になりました。よほどの冬ばれの日でなければ出かける気にもならない冬ごもりの日々が始まっています。このブログを継続するには今年ためておいた記録写真を使うことになります。来春までは何回かの散策で観てきた未記載のものを取り上げていきます。
最初は今年9月に初旬に訪れた山形市の野草園です。蔵王温泉にほど近い800ⅿ程度の高所に作られているなかなか素敵な場所で、山野草の好きな方が沢山訪れている場所です。園の概要はホームページを見ていただくことにして、私はこの中で観た草花の話をしてい行きます。
園のシンボルを撮り損ねましたから最初に中国式庭園のエリアで見た狛犬さんを載せておきます。どことなくユーモラスな表情につられて撮りました。日本の神社でよく見る怖そうな感じがしません。

白花のミゾソバ

2017年12月13日 | 自然観察日記
園内に入って右手に池がありますが、その周辺に白花のミゾソバがたくさん生えているのが気にかかります。どこにでも見られるミゾソバですが丘陵公園の周辺ではピンク色が定番。しかし、この一角は花の色はすべて白で個人的にはかなり異質な気持ちにさせられました。

白花のミゾソバ 拡大

2017年12月13日 | 自然観察日記
園内の他の場所に赤紫色の花も見られましたから、白花種のミゾソバという個人的な感想です。オオミゾソバといわれる種があるそうで、全体に大型なのだそうですが明確な判別の仕方が分かりません。色彩も赤紫から白まであるとのこと。ミゾソバ一つとってもところ変わればいろいろな顔を見せてくれます。自然の不思議さを感じた一コマです。