ヒロハヘビノボラズ

枝に刺が多いためヘビものぼれないという意味でつけられたと思われるヒロハヘビノボラズがありました。花の季節は終わっていて若い果実が実っていました。

ヒロハヘビノボラズの若い実

花はメギに似て黄色い小さな花です。総状花序で果実は秋に赤く熟します。

ヒロハヘビノボラズの葉

ヒロハヘビノボラズは変わった分布をしていることで注目しています。やや海抜のある場所に自生しているというイメージですが、新潟県内では佐渡に多く海岸線にも普通に見られます。それ以外に弥彦山塊や阿賀村の津川近辺で記録されています。さらに村下記の海岸線と糸魚川の黒姫山周辺でしられています。それ以外の場所では今のところ知られていません。ごく限られた場所に見つかっていて、必ずしも高所でなく低所海岸線で見られるのが興味深い事実です。私は蓮華温泉と佐渡で観たことがあります。

徳沢への散策道

河童橋から梓川右岸の徳沢へ通じる散策道です。