この属の葉は広くヤナギ属の葉とはかなり異なります。ヤナギの果実は綿毛のようにフワフワと舞い散ることが知られていますが、ドロノキもそういう性質があります。北海道に多いと聞きます。以前このドロノキの種子が空中に舞う様子をテレビの画像で見た記憶があります。沢山群生すると壮観な風景が作られます。
綿毛が多く白っぽくなっています。近縁種にギンドロ(セイヨウドロヤナギ)という種が防風林などに利用されていたり栽培されていて時に野生化している場所もありますが、この種はまさに銀色になります。ギンドロに比べれば劣るものの葉裏の白さはドロヤナギの大きな特徴です。