イブキトラノオ

高山植物の写真ではよく取り上げられる種です。展望の良い高山草原に群生している景観が目に焼き付いています。残念ながら上高地では林の一角に小さな個体群がある状態で圧倒的な景観とはいきません。伊吹山に多いそうですがそこから名付けられたもの。

イブキトラノオの花

咲きだしたばかりでまだつぼみも散見されます。満開時には細長い花序一杯に白い花が咲き揃います。これを「虎の尾」という見立ては個人的にはいただけません。タデ科の種で花弁はなくがくが５裂していておしべは８本あることになっています。

イブキトラノオの下部の葉

細長い種で草丈は１ⅿ以上にもなります。上部の茎につく葉は無柄で茎を抱いていますが、下部の葉は有柄です。