東北から中部の亜高山帯の林下に生育するとされるヤマクワガタも確認できました。散策道脇の草むらに点々と小さな群落を作っています。薄い紫色を下若良い花です。クワガタソウの仲間はいずれも小さな花ですから目立つ花ではありませんが、その中でもなんとなくぼんやりした感じの花ですからとても印象の薄い種かもしれません。
この時は初夏ですから、今年の花が咲いてまだ実は熟すような季節ではありませんが、赤く熟した実がついていました。これは、昨年実った果実がいまだ着いているということなのですが小鳥などにも見つからず実に長々と存在しているのに感心しました。有毒植物ということになっていますが、赤い実の色は見つけてほしいというサイン。どんな動物を呼んで知るのでしょうか。