森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コマガタケスグリ

2018年08月22日 | 自然観察日記
亜高山帯で見られるコマガタケスグリが小沢の縁に生育していました。他の草木に紛れてあまり気づくことのない低木です。花も小さく地味で花期でもほとんど目立ちません。この時は花は終わって細長い花序にぽつぽつと青い果実が見られる時期でした。

コマガタケスグリの若い実

2018年08月22日 | 自然観察日記
赤黒く熟すはずですがなんとなく思い出せません。どこかで観た記憶があるようなそして口に入れて味わったような定かではありません。スグリの仲間ですから食用になるはずです。近縁種のザリコミも上高地で見られました。これも熟期には出会っていませんから、甘酸っぱさを体験していません。

コマガタケスグリの切れ込みの深い葉

2018年08月22日 | 自然観察日記
コマガタケスグリは切れ込みのある葉で掌状に中裂するというのが一般的です。しかし、この個体は切れ込みが深く違った種に見えてしまいそうです。これも個体変異の範囲で同じ種といえど顔は様々です。