初めて花を見るミツモトソウです。キジムシロの仲間です。湿った林縁に見られるという記述があるのですが、今回観た自生個体はこれにはあまり当てはまりません。極端に乾燥する場所でもないのですがアカマツの混ざる雑木林の林床でした。新潟県内では極めてわずかに採集記録があり、それも苗場山の山麓です。昨日のヤブレガサもそうですが、苗場山の山麓と軽井沢はかなり共通の種がみられることからかつては何かしらのつながりのある場所のような気がしています。例えば近く変動とか火山活動で分断されてしまって今に至っているというイメージです。
ミツモトソウの「ミツ」は「3」ではないようですが、三小葉の種です。ミツバツチグリも3小葉ですが葉の形がかなり異なります。かなり細長いですね。さらに、ミツモトソウは地を這うようなことはなく立性の種のようです。