ツツジ科の低木、ウラジロハナヒリノキです。尾根筋の岩が混ざる低木林の一角を占めていました。もう少し低海抜の場所でも見かけることもありますが、経験上いつも荒れた場所に生育している個体に気づきます。ハナヒリノキは低地から亜高山帯まで見られますがウラジロハナヒリノキはハナヒリノキよりも高所の荒地に適応しているようです。
名前の通り葉裏が白っぽくなっています。しかし、ハナヒリノキとの明確な区別をいうのは結構難しく、全体を観察して判断しなければなりません。小型でやや葉が小さ目で、葉裏だけでなく表側も白っぽくなっていたりすることや花がやや扁平なことが認められれば間違いないものとして判断できるでしょう。