東北地方に多いシモツケです。こんもりとした樹形にたくさんの花(散房花序)を付けるため開花期にはとても目立ちます。北アルプスではイワシモツケが主になることが多くマルバシモツケとは済み分けている感じがします。この時の月山姥が岳は花の季節で非常にたくさんのマルバシモツケの花に囲まれました。花の時期が終わり花序が茶褐色になると急速に賑やかさが遠のきます。
この花序全体にどれくらいの花があるのでしょうか。数百のレベルであることは間違いないでしょう。球形になって一つ一つの花が重ならないように一斉に咲く習性があります。効率よく受粉するための一つの形質なのでしょう。