森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

月山姥が岳

2019年01月11日 | 風景
長い冬ごもりの季節です。ブログを続けるために昨年訪れた各地の草花を取り上げて繋いでいます。今日からは月山の姥が岳の山野草を記憶に基づきながら取り上げていきたいと思います。
姥が岳は月山本峰から南西側にある海抜1670ⅿ程度の山体ですがリフトに乗れば200ⅿ程度の山登りをすれば難なく山頂に立てます。展望は素晴らしく日本でも有数なお花畑が展開する桃源郷。遅くまで雪渓が残り夏山スキーもできることでも知られていますから雪消えの場所には早春の花が真夏でも見られます。

姥が岳山頂に広がるニッコウキスゲの群落

2019年01月11日 | 風景
7月中旬に行きましたからちょうどニッコウキスゲが花盛りでした。かなりの個体があり一面黄色いじゅうたんに染まります。尾瀬などではシカの食害でほぼ壊滅してしまっていますが、姥が岳はそういう動物の害もなく昔からの景観を保っています。

山域全体に雪渓が点在しています

2019年01月11日 | 風景
起伏がある程度あるのですがところどころに遅くまで残る残雪があります。斜面全体に高木帯がありません。低木帯や礫が混ざる草原帯が展開しています。写真の中ほどにある登山道は牛首という鞍部の分岐点に向かっていてさらに正面の山(月山の本峰)に続いています。今回は牛首まで行きそこからリフト乗り場に向かう登山道を歩きました。