リフト上駅付近にあった群落です。草丈60cm程度でしょうか、2ケタの株がありました。アザミについてはやや門外漢で最近の分類区分についていけていない自分がいます。資料に姥が岳周辺に自生しているアザミはナンブタカネアザミとされています。これに従うしかないのですが、頭花の総苞の形質が必ずしも典型ではありません。
葉はオニアザミに似た鋭い棘が顕著です。ただ、頭花は点頭していませんからオニアザミではありません。ナンブタカネアザミの分布域はごく限られているそうです。ヒナザクラと同じ山域の高山風衝草原に生育するとされています。