森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツタ 2種

2020年12月01日 | 自然観察日記
「ツタ」と名前が付くつる植物が並んで岩場を這っていました。その構図が面白くて取り上げてみました。ツタ(ナツヅタ)はブドウ科の落葉つる植物でキヅタ(フユヅタ)はウコギ科の常緑つる植物です。

キヅタ(フユヅタ)

2020年12月01日 | 自然観察日記
キヅタはどちらかというと暖帯の照葉樹林に多く見られるのですが湯沢の山奥の岩場に見られるのはかなり特異な分布になります。新潟県内にはほとんど海岸に近いところで記録されていますが、まれに阿賀野川沿いなどに海岸から離れた場所にも記録がありましたが、湯沢の記録がありませんでしたから今回のこの確認で新しい分布地点が増えたことになります。

コハウチワカエデ

2020年12月01日 | 自然観察日記
メグスリノキと同様美しい紅葉を示すカエデ属の一種。かなりの大木になりブナやミズナラの生える温帯林に見られる種です。新潟にはヤマモミジが多いのですがあまり赤く紅葉しない種で赤く紅葉するコハウチワカエデはとても目を引きます。