森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

富山県中央植物園 温室

2020年12月07日 | 雑記
毎年冬季のブログ更新には苦労しています。温室や花屋さんに出向いては目にした植物を載せてきましたが、今年も先日訪れた富山県中央植物園で観てきた植物を紹介してしばらくの間時をつなぐことにします。
大きな温室が数棟あり熱帯果樹や雲南省の植物絶滅危惧種を集めた部屋などいろいろ工夫がされていて私の好きなところです。グリーンシーズンに行けていないのが残念ですが、冬季はとても癒される空間になっています。

ヤナギイチゴ

2020年12月07日 | 自然観察日記
前々から実物を見たいと思っていたヤナギイチゴの大株が熱帯果樹温室に入っていきなり目に留まりました。ヤナギイチゴは関東でも暖かい海岸近くにみられるそうですから熱帯果樹というのは少し外れているかもしれませんが興味深い種です。

ヤナギイチゴの果実

2020年12月07日 | 自然観察日記
一度食べてみたいと思っていました。実がたくさんついている株でしたから一ついただくことにしました。薄甘い味がしてまずまずなのですがたくさん食べたいという気にはなれませんでした。かつては生食されていたとのことですが最近では食べなくなったという話も聞きます。人の口には合わなくなってきたようです。

ヤナギイチゴの木の肌

2020年12月07日 | 自然観察日記
イラクサ科の木本を知りませんでしたからヤナギイチゴの木を見て感心してしまいました。径が10cm以上ありましたから低木というレベルではない気がします。かつては若木の皮をはいで繊維を取って利用したのだそうです。暖地ではそれほど身近な種だったようです。