暖かい地域にみられるシダ植物のチャセンシダ科の種。本州南岸以南にも自生するそうで熱帯の植物ということはなさそうです。新潟にもコタニワタリという似た種が見られます。切れ込みのない細長い葉が中心部から四方にたくさん出ている草姿です。
少し古めの葉裏には胞子嚢群がきれいな線上になって並んでいます。この長さが近縁種との識別に使える場合があるようです。熱帯地域では着生植物として見られるのに対して日本では地上や岩上にみられるとのこと。気温と生態の違いを伺わせます。
実はグネツムは裸子植物なのです。木の葉を観ている分には被子植物の何かだろうとしか思えないのですが、イチョウやマツに近い種だと知りました。もっと驚きはアフリカのナミブ砂漠にみられるウェルウィッチアと近い種だそうです。
いつものように花や実を探しますが見つかりません。何かの痕跡などを探して捉えたのがこの画像です。最初は花茎かなという感じでしたが、奇妙な形質です。葉にかかわるものではなさそうですから、果実がついていた跡としか考えられません。おそらくイチョウのような果実がついていたのでしょう。果たしてどんな花なのかぜひ見てみたくなりました。再び機会を見て訪れたいと思います。