バオバブの大木が展示されていました。葉はなくてまるで枯れ木。遠くから見ると「悪魔が巨木を引き抜いて逆さまに突っ込んだ」ような姿に見えるのですがここでは生え際から真上を見上げる格好になります。マダガスカルやアフリカに自生していて写真で見る姿が印象的ですからどこか親近感があります。雨期や乾季がある地域の種ですから乾季にはすべて葉を落とします。
バオバブは年輪がない植物なのだそうです。したがって年輪で樹齢を計ることができないので樹齢がはっきりしないとのこと。それでも、いくつかの推計があって2千年くらいになっている樹もあるそうです。オーストラリアにもあるようで産する各国の人々は果実ばかりでなく種子や樹皮などもさまざまに利用しているという話です。