森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ピンポンモドキ

2020年12月21日 | 自然観察日記
アオギリ科にピンポンノキという種があるようでそれに似た種というので「モドキ」なのでしょう。たくさんの花をつけて頭上に垂れ下がっていました。温室の説明版には種名と科名と産地があっただけで他の情報がありません。ネットで調べてみるとウキペディアに以下のような解説がありました。ただし、これはピンポンノキの解説です。
『属名はローマ神話に出てくるトイレの神様、転じて「うんこ」からで、この属の植物の中には、ハエに受粉させるために、それとおぼしき悪臭を放つ花を咲かせるものがあることに由来する。なお、日本語の属名は、英語のpingpong treeからだが、これは中国語の苹婆または蘋婆がなまったもので、卓球用のピンポン球とは全く関係がない。』

ピンポンノキの花

2020年12月21日 | 自然観察日記
アオギリ科は現在アオイ科になっているようですが、おもに熱帯地域に発達しているグループのようです。アオギリという樹木を知らないわけではないのですが、花を観た記憶がありません。写した画像を確認している中でとても変わった花であることに気付きました。花弁のようなものはガク片で、中央に湾曲したものはめしべのようです。科の説明では雌雄異株か雌雄同株だとか。画像の中にはおしべのようなものが見当たりませんでしたから、おそらくこの株は雌株なのでしょう。それにしてもめしべの柱頭部分が内側に向いている構造が奇妙です。ひょっとして、この花はすべて下向きに咲くために柱頭が上向きになっていると花粉が乗りやすいのかなぁ・・。

ピンポンモドキの樹肌

2020年12月21日 | 自然観察日記
樹肌は平滑です。アオギリ科の果実は独特な形で、もともとは袋果でそれが避けて大きな舟形の翼のようになるようです。その周辺に丸い種子をいくつか付けるという形質です。ピンポンモドキも恐らくそういう形なのだろうと推察しています。