丘陵公園の里山フィールドミュージアムの池にコウホネが植栽されました。それから6~7年が経ちましたからかなり繁茂してきました。このまま見過ごすと池がコウホネで埋め尽くされる恐れもありますから、工事で池の水を抜く機会がありましたのでコウホネを間引くことにしました。
最初の画像の中に白いものが浮いていますがこれを近くで見るとこのようなものです。橋の上など遠くから見ていると小魚が死んで浮いているような姿に見えるのですが、実はコウホネの果実が崩れてなかから出てきた種子なのです。
泥の中を走っているコウホネの地下茎です。これをむしり取ってコウホネの株数を減らそうと考えたのですが、泥の中とはいえおびただしい根が地中奥まで伸びていますから想像以上の重労働です。簡単に引き抜けるような代物ではなく悪戦苦闘して予定の数分の一くらいしかできませんでした。これは人力でできる作業ではなく重機を持って剥ぎ取る必要があると痛感しました。それはそうと、コウホネは「河骨」と書きますからこの地下茎をみるとまさに言えて妙といったところです。太いところは8cm以上はあるもので、中に空気を含んでいるのかスポンジのような構造になっていますからかなり弾力があります。