森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ジャンボラン

2020年12月22日 | 自然観察日記
現場ではごく簡単な名前の表記くらいしかなくネットで色々調べました。
熱帯アジアでは結構普通に栽培されている果樹のようです。日本でいると柿のようなイメージでしょうか。写真で見る果実は赤黒いナツメのような雰囲気で基部が細くすぼまっているような形です。大きさは3cmくらいとか。渋みがありそのままではたくさん食べるようなものではないそうで、塩でもんで渋を抜くとおいしく食べれるとか。

ジャンボランのつぼみ

2020年12月22日 | 自然観察日記
残念ながら花はありません。硬いつぼみが見られました。フトモモ科の種だそうですから大体の見当は付きます。5枚の花弁は多肉的であったり早落性であったりするのが多いですから、長めの多数のおしべが目立つ花でしょう。グァバやフェイジョアなど優秀な果実も多くあるグループです。その中ではあまりおいしくないもののようです。

ジャンボランの葉

2020年12月22日 | 自然観察日記
インドゴムの木を薄く小さくしたような印象です。原産はインドなどの熱帯アジアのようですが「ジャンボラン」という名前はブラジル辺りから来たようです。インドの人がブラジルに持ち込んでここで広がったというところでしょうか。