森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤマトユキザサの葉

2018年08月27日 | 自然観察日記
別名オオバユキザサ。広めの葉の印象を持ちます。とはいえヒロハユキザサというのもあって混乱します。茎の色で判断する方が確実で、ヤマトユキザサは赤紫色になることがほとんどです。

ヤマクワガタ

2018年08月26日 | 自然観察日記
東北から中部の亜高山帯の林下に生育するとされるヤマクワガタも確認できました。散策道脇の草むらに点々と小さな群落を作っています。薄い紫色を下若良い花です。クワガタソウの仲間はいずれも小さな花ですから目立つ花ではありませんが、その中でもなんとなくぼんやりした感じの花ですからとても印象の薄い種かもしれません。

ツルシキミ

2018年08月26日 | 自然観察日記
新潟の深山でも見かけるツルシキミがありました。見慣れていない種が次から次に出てくる中で見覚えのある種が出てくると何故かホッとします。

ツルシキミの果実

2018年08月26日 | 自然観察日記
この時は初夏ですから、今年の花が咲いてまだ実は熟すような季節ではありませんが、赤く熟した実がついていました。これは、昨年実った果実がいまだ着いているということなのですが小鳥などにも見つからず実に長々と存在しているのに感心しました。有毒植物ということになっていますが、赤い実の色は見つけてほしいというサイン。どんな動物を呼んで知るのでしょうか。

ズダヤクシュ

2018年08月25日 | 自然観察日記
亜高山帯では定番のズダヤクシュです。上高地では各所に自生していて花と果実が混在していました。ズダヤクシュの名前は「喘息(ズダ)の薬」という意味だそうです。

ズダヤクシュの花

2018年08月25日 | 自然観察日記
群生することが多く小さい花ながら存在感はあります。しかし、花の細部をほとんど知らないという種でもあって、花の拡大写真を撮ろうとしてもなかなかピントが合いにくいためとうとういい写真が撮れずじまい。やはり細部は不明です。5数性の花ですから花弁は5、おしべは5の倍数のはずです。

コチャルメルソウ

2018年08月24日 | 自然観察日記
チャルメルソウの仲間は分布が限られる種も多く花がないと同定するには難しいとおもいますが、葉の形質からコチャルメルソウと判断しています。山地の湿った環境に生育する種でズダヤクシュなどと混生していました。

センジュガンピ

2018年08月24日 | 自然観察日記
ナデシコ科のセンジュガンピです。花がまだですから全く存在感はありませんが、純白の花が咲くととても癒されます。亜高山帯でときどき見かける種ですが新潟県内ではまだ見かけません。記録によれば飯豊山などの高山帯に採集記録がありました。長野県内では新潟県内に比べ低海抜で出現するようです。