山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

友あり、街なかより、「ズリだしうどん」でしょ!

2013-10-28 21:52:40 | 出会い・近隣
 わが家を初めて訪問する品の良い友が来た。
 こういうときは、「ズリだしうどん」を共にするのがわが家の流儀だ。
 「ズリだし」は、奥多摩の山の民のごちそうらしい。

  
 もちろん、焚き火で茹でたアツアツのうどんに醤油と卵・鰹節とで味を整えるだけ。
 そこに、山や畑で収穫した葉野菜や山菜を入れる。
 きょうは「ツルムラサキ」を入れてみた。
 久しぶりの「ズリだし」だった。

         
 さらにダッチオーブンで、収穫して間もない「安納芋」を焼き芋にする。
 カボチャのように大きくなりすぎの芋だったせいか、味はやや大味だが、スウィーツに近い。

               
 そのうえさらに、和宮様手製の、畑から収穫したピーマン・ズッキーニ・パプリカ・カボチャ・シイタケ・ゴーヤに鶏肉・春雨、の炒め物が添えられる。

  
 某航空のCEOをやっているという「うわさ」のあるその友人は品良く食べていた。
 ほんとうはフォークとナイフを用意すべきだったのかもしれない。

 そればかりか、火の番の汚れ役をほとんどやってもらった。
 流体工学よろしく、火の流れを効率よく燃焼する手際のよさに感心する。
 だてにCEOをやっているだけではない威厳と技術者の眼がそこにはあった。

 ブルースカイの空に真っ白な雲。
 木立にジョウビタキの声。
 そんな秋に、颯爽と友あり。
 

  
コメント (2)
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