山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

台風一過に虹の橋

2013-10-26 21:14:05 | 風景
 台風の雨量による通行止めが目の前の国道にもあったが、夕方には解除されホッとしていたときだった。
 やや霧雨が降っていた畑で支柱の手直しをしていてひょいと空を見たら、見事な虹がかかっていた。
 カメラに収めきれないのでなんとか射程内に楕円の橋を取り入れようと場所を探している間に、虹はついに薄くなり消えてしまった。

 
                    
 悔しいので近くの川を見に行く。
 急カーブのこの場所はいつも危険をはらんでいる箇所だ。
 今回は思ったほど雨量が少なかったが、もう一日雨が長引けば道路に浸水する可能性がある。

 
 川岸の木が水没している。
 濁流の迫力はなかなか画像では表現できないが、濁流の音はいまだわが家に聞こえるのだ。

 日本の風景の美しさとはこうした地獄と同居している。
 それは人間の一生と似ている。
 だから、日本人は自然との調和を大切にしながら生きてきた。

                            日本の神も二面性を持ち、悪さもする。
 ここが、神は絶対であるとした一神教との違い。
 神・自然・鬼の二面性は、人間の二面性の裏返しでもある。
 だからそこに、文学や芸術や哲学が生まれる。

 自然科学や経済は、一歩さがって謙虚でなければならない。
 つまり、自然を生かす、人間性を豊かにする、それに貢献する科学でなければならないと常々思うのだが。
 
 

 
 

 
コメント
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