今年の道草山の栗は順調だった。
昨年は数えられるくらいしか口に入らなかったし、さらに、「クリタマバチ」の虫こぶがかなり多数見られたので、今年は昨年並みかなと期待薄だった。
ところが、老齢の栗はまさに老獪に危機を乗り切ったのだった。
また、毎年来ていた猪も来なかったし、リスやサルの姿も目撃していない。
ということで、栗の恵みをいただく秋となった。
また和宮様の栗の鬼皮向きがすでに始まっていた。
これがなかなかの手間だ。
炬燵にあたりながらのんびりやる。
鬼皮が剥けたら水にさらす。
それを鍋に入れて重曹を入れて煮込む。
色が出たら湯を捨てまたトロトロ煮込む。
これを繰返し、水がきれいになってきたら砂糖を加えて1時間ほど煮込む。
これができたら、味見をしてみる。
ほんのり甘い。
このまま翌日を待つ。
鍋のシロップを煮つめて濃厚にしてから栗を入れる。
消毒したビンに栗を詰め込む。
これで完成となる。
丹波栗のデッカイ塊が目の前にある。
ひと口で食べるのはもうしわけないが、ガブリといく。
日本の秋が体内を突き抜ける。
これを初めて創り出した人はどんな人だろう、と思いながらお代わりをしてしまう。 ありがとう、老齢の栗ちゃん。
ありがとう、日本の秋。
昨年は数えられるくらいしか口に入らなかったし、さらに、「クリタマバチ」の虫こぶがかなり多数見られたので、今年は昨年並みかなと期待薄だった。
ところが、老齢の栗はまさに老獪に危機を乗り切ったのだった。
また、毎年来ていた猪も来なかったし、リスやサルの姿も目撃していない。
ということで、栗の恵みをいただく秋となった。
また和宮様の栗の鬼皮向きがすでに始まっていた。
これがなかなかの手間だ。
炬燵にあたりながらのんびりやる。
鬼皮が剥けたら水にさらす。
それを鍋に入れて重曹を入れて煮込む。
色が出たら湯を捨てまたトロトロ煮込む。
これを繰返し、水がきれいになってきたら砂糖を加えて1時間ほど煮込む。
これができたら、味見をしてみる。
ほんのり甘い。
このまま翌日を待つ。
鍋のシロップを煮つめて濃厚にしてから栗を入れる。
消毒したビンに栗を詰め込む。
これで完成となる。
丹波栗のデッカイ塊が目の前にある。
ひと口で食べるのはもうしわけないが、ガブリといく。
日本の秋が体内を突き抜ける。
これを初めて創り出した人はどんな人だろう、と思いながらお代わりをしてしまう。 ありがとう、老齢の栗ちゃん。
ありがとう、日本の秋。