山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

レタス・ハクサイの苗をいただく

2013-10-15 22:29:45 | 農作業・野菜
 先日、近所の野菜づくり名人から「レタス」の苗24本をいただいた。
 名人の野菜づくりはやはり丁寧で愛情と人格が苗に反映している。

 中山間地の典型的で朴訥な地元人だ。
 ときどきオイラの生活の様子も尋ねてくれる。
 地元の人はよそものに対しては遠巻きで見ているのが普通だ。
 ありがたい。

    
 さらに、隣の師匠からは「ハクサイ」の苗をいただいた。
 苗ができていたのですぐ植えることができた。
 ホームセンターで買えば数千円もする。

 過疎地にはこうした人のぬくもりが健在なのである。
 社会主義国家・中国では蔓延する拝金主義に対して儒教やキリスト教に頼りざるをえない風潮があるという。
 つまり、国民のモラルの低下が深刻だということだ。

                       

 日本はその大国中国を目標に江戸末期までその思想や道徳を学んできた。
 それを基礎に、日本は近代化=欧米化を奇跡的に成し遂げてきた。
 それは世界(中国)から謙虚に学んできたことにある。
 一方、軍事化の膨張によってその謙虚さを失っていき、アジアから孤立する。

    
 戦後もその構造はあまり変わっていない。
 もう一度、日本は原点に戻らなければならない。
 その原点を知るには、過疎にあえぐ中山間地に行くのがよい。
 すぐ見つからなければ、土を耕し、野菜を育てることだ。

                    
 すると、土はいのちを生み出してくれる。
 しかも、地域のもつ自然と人間とが朴訥のありがたさを教えてくれる。
 名人・師匠からの贈り物に心が潤うのを実感する。
 ここに、もう一つの日本があるのだ。 

           
コメント
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