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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

天空の植物はバラエティ抜群だった

2014-11-09 22:28:34 | 植物
 昨日の下見コースの目標は、空と接している「空集落」だった。
 夏ミカンの樹がよく見かけたので、日当たりはよさそうだ。
 西洋ススキとも言える「パンパスグラス」は南米原産だ。
 山の峠近くで出会うとは想定外だ。

                   
 同じく、温暖な小豆島で野生化しているという「ミセバヤ」も花が咲いていた。
 ベンケイソウ科らしく葉は肉厚だ。

   
 お馴染みの「ヒャクニチソウ」はその隣に咲いている。
 これらの植物は人間の存在を証明しているが、人も人家も少ない。

   
 どこかで「ワサビ」を栽培しているのだろうか、突然湿潤な水溜りに自生していた。
 葉をかじってみるとワサビの苦味が優しく口に広がる。

                 
 コースの下側の道路際では、「タチヤナギ」らしき小さなヤナギが散在している。
 天竜川がときどき見え隠れする。
 川沿いだけでなくやや離れた山側にも自生していることがわかる。

         
 そして林縁の樹木に絡まっている「フウトウカズラ」も見落としてはならない。
 あらためて、あたりまえにある里山の風景の多様な様相を実感する。

 詩人の長田弘さんは、大病をしてから風景のなかに人間が生きていることを実感したという。
 日本の古来の先人たちが蓄積してきた、人間は自然の一部であるという謙虚さを、いまもう一度振り返らなければならない。
 
コメント
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