天竜高校春野校舎で開催されている「戦国山城まつり」に参加する。
イベントとしては犬居城見学、講演・シンポ、秋葉山ウォーク、アート工房バスツアー、演武、スタンプラリーと多彩だ。
犬居城主だった天野氏の末裔、天野忍さんの講演「犬居城の盛衰と天野氏のその後」を聴く。

天野氏の経済的基盤は、木材、林産物、お茶などで、安土桃山時代にはお茶がすでに年貢として納められている。
天野氏を支えた「同心衆」は、砂鉄生産の胡桃平・渡辺氏、馬放牧の花島・花島氏と尾上氏がご三家だった。
その名残が地域に地名や苗字に残っている。
家康に敗れた末裔は広島県福山に健在だそうだ。

参加者は200人以上はいただろうか、おじさんたちの熱気が伝わってくる。
しかし、次のシンポジウム「地元の資源を活用した地域活性化」となると50人くらい淋しい。
知的好奇心は旺盛だが、現代の直面する課題には無関心なように思える。

シンポジウムでは、学生とともに過疎を訪ねる静岡文化芸術大学の舩戸修一さんの謙虚さと空き家を生かした提言が光った。
また、兵庫県篠山市の創造農村の取り組みの方針には目を見張るものがある。
地域が持つ資源を生かす取り組みへの方針が明確だ。

このシンポを聞いてみてわかったことは、行政も関係機関・団体も、直面する課題に対して明確な方針を持っていないということを痛感する。
会場となった高校の「立志館」の名前のとおり、課題を解決する「志」がないということだ。
言われたことをこなす、上意下達でこの国・地域はなりたっているのだ。
その意味で篠山市の「創造農村」のネーミングは深い。

高校から見える「犬居城」の盛衰から何を学ぶべきだろうか。
戦国時代までは、山が文化・生活の中心だったという指摘にハッとする。
山城だらけの春野はその地域資源をもっと生かすべきではという意見に納得する。
参加者に春野在住の人が少ないところが象徴的だ。
方針を明確にしてそれを官民が共有し具体化していくこと、につきると思った。
ちなみに、主催者である浜松市文化財課の創造的なフットワークと「協働」を具体化している方針、歴史と現代的課題をつなげようとしている努力をおおいに評価したい。
イベントとしては犬居城見学、講演・シンポ、秋葉山ウォーク、アート工房バスツアー、演武、スタンプラリーと多彩だ。
犬居城主だった天野氏の末裔、天野忍さんの講演「犬居城の盛衰と天野氏のその後」を聴く。

天野氏の経済的基盤は、木材、林産物、お茶などで、安土桃山時代にはお茶がすでに年貢として納められている。
天野氏を支えた「同心衆」は、砂鉄生産の胡桃平・渡辺氏、馬放牧の花島・花島氏と尾上氏がご三家だった。
その名残が地域に地名や苗字に残っている。
家康に敗れた末裔は広島県福山に健在だそうだ。

参加者は200人以上はいただろうか、おじさんたちの熱気が伝わってくる。
しかし、次のシンポジウム「地元の資源を活用した地域活性化」となると50人くらい淋しい。
知的好奇心は旺盛だが、現代の直面する課題には無関心なように思える。

シンポジウムでは、学生とともに過疎を訪ねる静岡文化芸術大学の舩戸修一さんの謙虚さと空き家を生かした提言が光った。
また、兵庫県篠山市の創造農村の取り組みの方針には目を見張るものがある。
地域が持つ資源を生かす取り組みへの方針が明確だ。

このシンポを聞いてみてわかったことは、行政も関係機関・団体も、直面する課題に対して明確な方針を持っていないということを痛感する。
会場となった高校の「立志館」の名前のとおり、課題を解決する「志」がないということだ。
言われたことをこなす、上意下達でこの国・地域はなりたっているのだ。
その意味で篠山市の「創造農村」のネーミングは深い。

高校から見える「犬居城」の盛衰から何を学ぶべきだろうか。
戦国時代までは、山が文化・生活の中心だったという指摘にハッとする。
山城だらけの春野はその地域資源をもっと生かすべきではという意見に納得する。
参加者に春野在住の人が少ないところが象徴的だ。
方針を明確にしてそれを官民が共有し具体化していくこと、につきると思った。
ちなみに、主催者である浜松市文化財課の創造的なフットワークと「協働」を具体化している方針、歴史と現代的課題をつなげようとしている努力をおおいに評価したい。