山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ピンクのイチゴを発見したが

2021-05-22 22:46:48 | 植物

 キウイフルーツの棚下の茂みでピンク色のイチゴみたいな実を発見した。これは珍しいぞとカメラを向ける。何しろ赤いイチゴもどきはいくらでもあるのに、ピンクの実とはこれいかにだ。
 

                      

 しかしその感動も、すぐ隣のあかい「ヘビイチゴ」の実を見てしまうと愕然とする。そうか、この赤い実はピンクの球体の上に赤い実が次々できていく過程の結果なんだと、みょうに納得する。ふだん、いつもの赤いヘビイチゴしか目に入っていなかったわけだ。感覚がズレていたんだな。

   

 庭の片隅に「ムラサキカタバミ」の花が咲いていた。近づいてみるとなかなか清楚な花である。よく目にする花だけれでも、これも「イモカタバミ」という似た花がある。違いがよく分からなかったが、花の中心のオシベが白いのがムラサキカタバミ、黄色いのがイモカタバミなのだそうだ。

                    

 南米から帰化した「ムラサキカタバミ」は薄紫色の花が美しい。スミレの花の模様に似ている。蝶もこの模様の魅惑につい寄りたくなってしまうのかもしれない。環境省は鱗茎を駆除するのが難しいのでこれを「要注意外来生物」に指定している。

 それにしても、花の名前を聞いただけで知ったつもりになってしまうのが落とし穴だ、とつねづね思う。名前を知っただけで思考がストップしてしまう。植物に詳しい人ほどその傾向にある。素直な目で植物と向かい合う眼力が求められる。ピンクのイチゴはオイラの思考停止を暴露した結果だった。それは植物だけではないことは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

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