玄関から庭に向かって歩いていたら、な・なんと裏山から小さな土石流を発見。3m上の直近の斜面から土砂が崩れていた。以前、ここでイノシシが穴を掘ったせいで大きな石垣の石が転がっていたところだ。今回はさすがに石垣は落下していなかったが、拳大の石が歩道まで転がっていた。イノシシによる二度目の土石流だった。業者のあくどい盛土による土石流でないのがさいわいだけど。
周りの枝を伐りはらって斜面の現場に直行すると、三つの穴が三段にわたって掘られていた。石や木の根っこが縦横に入り組んでいるのに、なんと40~50cmくらいの深さはあったろうか。とても人間では作業はできない。ツルハシを振り上げて穴掘りすることは樹木が密集しているので不可能だ。以前やってきたイノシシと同じ犯人なのだろうか。
さっそく、ナフタリンもどきの防虫剤を木に吊るして次の襲来に備える。具体的な対策をすると、イノシシは警戒してしばらくはおとなしくなるからだ。案の定、きょうは裏山にも畑にもイノシシの形跡が全くない。あるのは、シカが毎日のようにやってきている形跡があることだ。
こちらも柵づくりをやらないと野菜や庭木が育たない。イノシシほどやることが乱暴ではないが、じわじわと被害が大きくなっていく。結果的には、イノシシと変わらない被害となっていることに気づく。やることがいっぱいあるのに、余計な仕事をくれたもんだー。すぐ隣の集落には柵も作らずのびのび野菜を作っているというのに。ブツブツ……。