梅雨も明けていよいよ、夏野菜の出番だ。インゲンは好調で安定的な収穫を保持している。このところ急に、遅れていたキュウリが実ってきた。ここ数年間、キュウリの失敗はほとんどなくなってきた。完全無農薬を保持してきただけにホッとする。ナス科は病気に弱い。トマトやナスは毎年病気が出てきて収穫の自信がない。
ピーマン・シシトウ・甘長トウガラシは大収穫のときもあったが、今年はそこそこというところ。昨年もそうだったが土壌づくりが手抜きだった結果だ。言い訳をすれば、イノシシ対策に追われて間に合わなかったせいにしておこう。
数日前までにはブルーベリーが紫色になり、黒く熟するのは間もなくだ。つまみ食いをしながら味の酸味を確認する。昨日まではまだまだとの判断だったが、きょうはグイと黒い実が出来上がってきた。収穫してみて、採るのが早かったのもわかる。焦ってはいけない。多くがラビットアイ系の実だ。洗ってから、実の様子によって冷凍保存にする。
閑話休題、5月に農水省が画期的な「みどりの食料システム戦略」を決定した。つまり、2050年までに有機農業の栽培面積を100万ha、耕地面積の25%(現状は0.5%)、農薬5割削減、化学肥料3割減、にするという。今まで効率が悪いとさんざん異端視していた有機農業を見直したのだ。というのも、EUの目標値にいつも遅れをとっていた。世界的な流れにやっと便乗した格好でもある。目先の利益ばかり追って将来の農業と自然との共生を貫く哲学が欠落していたのだ。問題は総論賛成、各論保留で改革が進まないことだ。
脱炭素・自然エネルギーに方向を変えたのもそうした世界の流れに乗り遅れまいとしたものだ。財界・政界をはじめ今まであれほど抵抗してきたのに今更の感がぬぐえない。こうした動きをマスコミはほとんど報道していない。その感覚がジャーナリズムの劣化をどうしても感じてしまう。オイラもこの「戦略」を知ったのもニュースからではなかった。