グッド・バッド・ウィアード
2008年/韓国
‘ウィアード(The weird)’の意味
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
予告編を見た時には竹中直人監督の『山形スクリーム』のような悪ふざけの作品だと思っていたが、結構壮大なスケールで‘韓流ウェスタン’がしっかりと描かれていた。
一見すると雑然と描かれているようだが、この作品を‘悪ふざけ’から救っているのは一番‘悪ふざけ(=ウィアード)’をしているように見える盗賊のユン・テグである。賞金稼ぎ(グッド)のパク・ドウォンとギャング(バッド)のパク・チャンイになくて、ユン・テグにあるものは無駄な殺生はしないという‘倫理’である。誰もが向かってくる敵を次々と殺しているように見えるが、ユン・テグだけは最小限に止めている。だからユン・テグはパク・チャンイを殺さずに指だけを切って相手に戦闘をさせなくする‘指切り魔’だったのである。できるだけ相手を殺さないようにしてきた結果、ユン・テグは上手く相手同士を戦わせて数々の危機を乗り切るのである(子供でさえも利用する)。ラストでユン・テグが生き残れた理由は‘グッド’でも‘バッド’でもない‘ウィアード’という捉えどころのない‘倫理’のおかげなのである。
「ダメもと政権交代」実現 自民を懲罰、民主に格別の期待なし 小林良彰・慶応大学教授に聞く総選挙分析(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
確かに今回の民主党の圧勝は民主党に期待しているというよりも、自民党に対する
“懲罰的投票行動”ではあった。しかし“懲罰的”に小選挙区で有権者が落選させた
のにもかかわらず、与謝野馨、野田聖子、町村信孝、武部勤などは何故か比例で
復活当選しているのだが、これでは選挙の意味がなくなってしまう。事前の調査で
民主党圧勝というアナウンス効果のためなのか、投票率が予想よりも伸びなかった
のが彼らの悪運の強さであろうが当選したからといって必ずしも幸せとは限らない。
これで中川昭一は好きなだけ酒が飲めるし、赤城徳彦は好きなだけ顔に絆創膏が
貼れるのだから。