噂のモーガン夫妻
2009年/アメリカ
‘あくどい’笑いの取り方
総合
20点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
ラブコメディーの映画らしいのであるが、笑える要素が著しく欠けている理由は、ただ単にモーガン夫妻の命を狙っている殺し屋が蹄鉄を頭にぶつけられて呆気なく逮捕されてしまうという、余りにも古典的な演出方法でもなければ、モーガン夫妻が抱えている不妊という問題がこの作品に大きな影を落としているからでもない。
ここで一番問題になっているポールの浮気に関する情報が全く出てこないことが不思議である。おそらく妻のメリルにとってはポールが浮気をした事実だけが全てであって、その原因や過程など言い訳にはならないということなのであろう。しかしそれならば何故メリルはポールと別居している時に浮気をしてしまったことを告白してしまったのであろうか? 正直に言えば許されることになるのであるならば、何故浮気をしたことを認めたはずのポールは責められ続けなければならないのか疑問が残る。
この作品はラストで怒涛の展開となる。ワイオミング州のレイからニューヨークへ戻ってきてから6ヶ月後、モーガン夫妻は中国人の養子を迎えた上に、メリルは妊娠している。問題はその後のポールのメリルに宛てた留守番電話の音声である。オープニングと同じ状況にポールが陥っているとするならば、推測できる理由はポールがメリルの妊娠中に浮気をしてしまったということだが、ラストでは子供の泣き声が聞こえてくる。つまりポールと一緒に養子のレイが家から追い出されたことになる。レイが一緒に追い出された理由はポールが子育てが上手そうだということがネズミで実証済みだからだとは思うが、あれだけ散々浮気で揉めた後に、再びポールが浮気をすることは考えられないし、ポールと一緒に子供まで自宅から追い出すということも理解し難い。これではメリルがただの嫌な女で、ポールがただのバカな男にしか見えない。笑いを取ろうとする余り、登場人物の造形が崩れてしまっている。
夫婦関係を修復したいがためにポールが殺し屋や警察など全てを手配しているのではないのかと私が最後まで勘繰っていた理由は『シャーロック・ホームズ』(ガイ・リッチー監督)を観た後だったからかもしれない。
トキ襲撃 正体はテン 網目62カ所拡大 すき間から侵入か(産経新聞) - goo ニュース
今年2月に新潟市美術館には30匹の蜘蛛が侵入したばかりであるが、今度は
新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションのケージ内に“テン”が
侵入してしまい、9羽のトキが殺されて1羽が重症を負った。これは役人体質の仕事
が原因なのか、それとも新潟県という県民性に問題があるのか微妙なところでは
ある。新潟県は11日にも社団法人・日本野球機構との間で、次世代へ向けた環境
活動「プロ野球の森」の調印をして、まずは“準フランチャイズ”としてプロ野球球団
を誘致しようとしているところを見ると、新潟県はとりあえず何でも受け入れる体質
なのかもしれない。