（２０２０年４月２９日付毎日新聞朝刊）
２８日の衆議院予算委員会において立憲民主党の大串博志議員にアベノマスクをイジられた安倍首相がまたむきになって「意図的に貶めるような発言は止めていただきたい」と反論する羽目になっている。確かに大串議員の行動は大人げないのではあるが、洗濯にはそれほど耐えられそうにないアベノマスクがこれほど「風雪」に耐えられる理由はやはりマスクの本来の意味である「仮面」が安倍首相の噂の尽きない「表裏」とリンクしてしまっているからであろう。そもそも「仮面」がしっかりしているのならば「表裏」など存在しないはずなのだが、安倍首相のマスクの扱い方の杜撰さがいやがうえにも「表裏」を晒してしまい、だから安部首相に選ばれたにも関わらず、ほとんどの閣僚が誤解を恐れて誰もアベノマスクをしていないのだと思う。
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