U2 - Staring At The Sun
1997年にリリースされたU2のアルバム『ポップ』からのセカンドシングルとして
リリースされた「ステアリング・アット・ザ・サン」を和訳してみる。自分の目を太陽光で
潰してでも大切なものを見逃さないという強い意志が感じられる。
「Staring At The Sun」 U2 日本語訳
草原の上に夏が広がる
夏の装いが柳の影を通り過ぎる
ぞっとするような感覚が
僕と君の上を這って行き
神の力で結合し
さらに粘着力は高くなるだろう
暑い夏が長引く
秘密裏に動こう
難しく考えないようにしよう
何も考えるな
太陽を見つめているのは俺だけではない
おまえが何を見つけるのか心配している
もしもおまえが内面を見つめたのならば
太陽を見つめても
はっきり聞こえるしはっきり物が言える
喜んで失明することは一人だけではないはず
おまえの耳の中には虫がいる
もしもおまえが掻き出しても
それがいなくなることはないだろう
それは痒みをもたらしヒリヒリし刺すだろう
掻き出すことが何をもたらすのか
おまえには分かっているのか?
俺に近寄れなくさせる波が
ビーチのようにおまえの背中に打ち寄せる
俺たちが平穏に暮らせることがあるだろうか?
だって出来ない奴らこそ
しなければならない状況にしばしば置かれるのだから
出来ない奴らこそが
教え説かなければならない状況にしばしば置かれる
太陽を見つめている人たちに対して
おまえが何を見つけるのか心配している
もしもおまえが内面を見つめたのならば
太陽を見つめても
はっきり聞こえるしはっきり物が言える
喜んで失明することは俺だけではないはず
あちらこちらで折り合いがつかず
いまだに街に軍隊がおり
板金を施した甲冑が一式揃っている
父親が別れを告げることはないだろう
審判員が笛を吹くこともない
神は正しいだろうが
彼は話を聞いているだろうか?
俺はほぼほぼ優れた人間だと自負しているが
何かを見逃しているはず
俺は免税店にそれを置いてきたが
おまえが俺のものだったことなど一度もなかったんだ
太陽を見つめているのはおまえだけではない
おまえが何を見つけるのか心配している
もしもおまえが「殻」に戻ったのならば
俺は黙って見逃したりはしない
俺は太陽を見つめている
喜んで失明することは俺だけではないはず