手長ダコはその名の通り、足が細長いのが特徴である。韓国料理では生をぶつ切りにしてタレをつけて食べるようだが、瀬戸内ではぬたや煮物にすることが多い。
クネクネ動き回るタコを掴んでボールに入れる。吸盤が手に絡みついて気持ち悪い。頭をひっくり返して内臓を抜き、調理バサミを使って目玉とクチバシを取り除く。
元気なタコをやさしく掌で揉みほぐす。灰色のムース状の泡がヌメリと汚れであり、悪臭を放つ。吸盤の中の汚れが落ちていることを確認して水洗いする。この時点でタコは大人しくなっている。
湯を沸かして手長ダコを入れて軽くゆでる。足が曲がって小豆色になったら引き上げてそのまま冷ます。