下津井の人は自分の方から相手に挨拶する。実にすばらしい習慣だと思う。実際、気さくな人が多かった。私は庭仕事をしていた男性に声をかけた。
「こんにちは。下津井城跡へはどう行ったらいいですか」
「この道を真直ぐ上っていけば分岐するんで、そこを右に曲がったらえーよ。それが一番近いわ」
「ありがとうございます」
「どっから来たん?」
「○◇です」
「そうか、まあ行ってみ。分かると思うわ」
しばらくすると彼の説明通り城跡に向かう道が見えた。遊歩道も兼ねており休憩所もある。更に上を目指して歩く。ようやく石垣が現れた。
![下津井城の石垣](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/da/3adaadb1f2ad1b124ca913dbcb09b715.jpg)
永禄年間に宇喜多秀家が築いた下津井城。これに池田長政が手を加えて慶長11(1606)年に完成させたと伝えられる。一国一城令が出された後、寛永16(1639)年に廃城となった。
![下津井城跡から浄山を望む](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/2b/3a4797be838a86673f7ebec2e4d55dea.jpg)
城跡から下津井の町を見下ろす。岬の小高い丘が浄山である。随分高いところまで来たという実感が徐々に湧いてきた。
大きな石碑がぽつんと立つ本丸跡は意外に近かった。今度は別ルートで帰ることにした。犬に咬まれるのは真っ平御免だから(笑)
![下津井城の本丸跡](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9e/5acdc0dae35703b4a187ab771391c228.jpg)
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