寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

下津井城跡から浄山を望む

2009年03月02日 | 

下津井の人は自分の方から相手に挨拶する。実にすばらしい習慣だと思う。実際、気さくな人が多かった。私は庭仕事をしていた男性に声をかけた。

「こんにちは。下津井城跡へはどう行ったらいいですか」

「この道を真直ぐ上っていけば分岐するんで、そこを右に曲がったらえーよ。それが一番近いわ」

「ありがとうございます」

「どっから来たん?」

「○◇です」

「そうか、まあ行ってみ。分かると思うわ」

しばらくすると彼の説明通り城跡に向かう道が見えた。遊歩道も兼ねており休憩所もある。更に上を目指して歩く。ようやく石垣が現れた。

下津井城の石垣


永禄年間に宇喜多秀家が築いた下津井城。これに池田長政が手を加えて慶長11(1606)年に完成させたと伝えられる。一国一城令が出された後、寛永16(1639)年に廃城となった。

下津井城跡から浄山を望む

城跡から下津井の町を見下ろす。岬の小高い丘が浄山である。随分高いところまで来たという実感が徐々に湧いてきた。

大きな石碑がぽつんと立つ本丸跡は意外に近かった。今度は別ルートで帰ることにした。犬に咬まれるのは真っ平御免だから(笑)

下津井城の本丸跡

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下津井1丁目から坂を上る途中で犬に追われる

2009年03月02日 | 

ほどなくして町の中心部に着いた。書店の近くに「鶴井戸 亀井戸」の標識が出ていた。それにしてもお目出度い名前をつけたものだ。書店の脇から坂道を15mほど上ると左手に古い井戸があった。

これは共同井戸で昔は町の人の飲料水として非常に大切に扱われたそうだ。中を覗き込もうとした瞬間、傍らに大きな犬が寝そべっているのに気づき唖然とした。更に小さな犬が突然出てきて私の尻の臭いを嗅いで吠えまくった。

「狂犬病ウイルスだけは避けたいな」と思い、脱兎の如く高台まで駆け上がった。犬の気配が消えたので振り返って下を見た。青い海が一面に広がっていた。私はふーと息を吐きポケットからのど飴を取り出し口に入れた。

高台から瀬戸内海を眺める

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