中華調味料で比較的よく使うのが豆板醤、XO醤であるが、皆さんは沙茶醤をご存知だろうか。炒め物の隠し味に加えると驚くほど深い味わいになる。今日はキャベツ炒めについて書いてみよう。
キャベツは短冊に切る(芯も捨てずに使うとよい)。これをサラダ油でじっくり炒めて甘みを引き出す。広島のお好み焼きと原理は一緒だ。塩と胡椒で軽く味をつけたら最後に沙茶醤を入れてよく混ぜ合わせる。

普通は肉の旨みをキャベツに吸わせるところだが、この調味料を使えば肉など不要である。落花生の甘い香りが漂い、干しえびなどの魚介の旨みとゴマのコクがキャベツを優しく包み込んでいる。そして最後にタカノツメの辛味がピリッと広がり、舌は休んでいる暇がないほど(笑)
【材料(1~2人前)】
・キャベツ 200g
・サラダ油 大さじ2
・塩 適宜
・コショウ 適宜
・沙茶醤 小さじ1
