寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その2)

2010年02月12日 | 

円窓を二階に配置した妓楼の隣はかなり手が加えられて小料理屋のようになっているが、元々は大人の遊び場であった可能性が強い。赤線消滅後に飲食店に転業した例かも知れない。

格子戸の家

私は細い通りで色街の残り香をたっぷり嗅いだ。落ち着いた雰囲気の格子戸の家を見て辻に出た。斜向かいの建物には小さな祠が埋め込まれていた。

電柱の後ろに小さな祠がある

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大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その1)

2010年02月12日 | 

路地はゆるやかな坂道で東の方向へほぼ真っ直ぐ伸びている。坂を下り切る辺りに旧柴屋町(しばやまち)遊廓の面影を残す建物があった。大津市長等界隈では有名な妓楼だったはずだ。

円窓が印象的な妓楼

禅の世界で悟りの境地を意味する円窓と遊里の関係が滑稽である。梵鐘型にくり貫かれた横壁、凝った細工の組子硝子戸をより美しく見せるための計算がなされている。

円窓が印象的な妓楼の横壁

取り壊しは時間の問題と思われるほど傷みが激しいが、往時は遊び人を吸い寄せる強烈な色気を放っていたことだろう。この建物の斜め奥に位置する家屋にも妓楼特有の手すりが確認できた。

斜め奥に位置する妓楼(二階の手すり部分)

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